前回記事(仕事や勉強で使うタブレット端末はどれがいいの?)で、仕事や勉強で使うならiOSがおすすめというお話をしましたが、今回はそのiOS搭載端末のなかで、iPadとiPad Proのどちらがいいのかについて書いていきたいと思います。
画面サイズ・重量の違い
また、12.9インチのiPad Proについてですが、12.9インチといえばノートパソコンとほぼ変わらない画面の大きさですから十分な大きさといえます。ただ、ちょっと重いかな…?、というのが正直なところです。画面の大きさがノートパソコンとほぼ同じ、ということは、「じゃあそれ、もうノートパソコンでよくね?」ってことになってしまいますし(笑)、あまりiPadとして使う必要性はないように感じます。
私は現在、9.7インチiPad Pro(2016年発売)を愛用しているのですが、大きさで言えばちょうどいいな、と感じています。この大きさなら、近年画面の巨大化が進むスマホとも差別化ができ、なおかつ大きすぎずにちょうどいいサイズです。持ち運びにも優れているので、ノートパソコンとも差別化が可能です。
この経験を踏まえると、私が愛用する9.7インチiPad Proに近い大きさで、なおかつ画面サイズがより大きい10.5インチか11インチのiPad Proが良さそうです。
価格の違い
次に価格を見ていきます。価格の比較は以下のようになります。
モデル | Wi-Fi版 | Cellular版 |
---|---|---|
iPad Pro 10.5 | 64GB:69,800円 | 64GB:84,800円 |
256GB:86,800円 | 256GB:101,800円 | |
512GB:108,800円 | 512GB:123,800円 | |
iPad Pro 11 (新型) | 64GB:89,800円 | 64GB:106,800円 |
256GB:106,800円 | 256GB:123,800円 | |
512GB:128,800円 | 512GB:145,800円 | |
1TB:172,800円 | 1TB:189,800円 | |
iPad Pro 12.9 | 64GB:86,800円 | 64GB:101,800円 |
256GB:103,800円 | 256GB:118,800円 | |
512GB:125,800円 | 512GB:140,800円 | |
iPad Pro 12.9 (新型) | 64GB:111,800円 | 64GB:128,800円 |
256GB:128,800円 | 256GB:145,800円 | |
512GB:150,800円 | 512GB:167,800円 | |
1TB:194,800円 | 1TB:211,800円 | |
iPad (無印) | 32GB:37,800円 | 32GB:52,800円 |
128GB:48,800円 | 128GB:63,800円 |
容量やモデルの違いがたくさんあり、同じ条件どうしで比較できないので分かりにくいのですが、全体的にみてiPad(無印)の方が20000円以上安いです。WI-FIモデルで画面の大きさができるだけ近いものを色付けしていますが、赤のiPadの方が容量が多いにも関わらず、青のiPad Proよりもかなり安いことが分かるかと思います。ただ、iPad Proの方が大容量のモデルが用意されているので、「値段はいいから容量はできるかぎり大きいのがいい!」という欲張りな人にはiPad Proの方が良さそうですね。1TBとか……、どんだけ写真撮ればいいんでしょう…??(笑)
とはいえ、そんな人は少数派でしょうし、価格面だけでみればiPadの方がよさそうです。
性能の違い
それでは、性能の違いを見ていきます。
iPadの性能は主にチップと呼ばれる部分で決まります。チップとは、iPadの処理能力を決める頭脳のようなもので、パソコンでいうプロセッサのことです。
10.5インチiPad ProのチップはA10X、それ以外のiPad Pro(2018年10月30日発表モデル)はA12X Bionic、iPadはA10です。iPad(やiPhone)のチップの名前は、「A〜」となっていて、Aの後の数字が大きいほど性能が高く、数字が同じ場合は「X」がついている方が性能が高いです。また、「A12X Bionic」の「Bionic」のように後ろに単語がつくことがありますが、これはコードネームのようなものなので、あまり気にしなくて大丈夫です。
ちなみに「A12X Bionic」はiPad Pro(2018年10月30日発表モデル)にしか搭載されておらず、現状(2018年10月現在)ではiOS端末の中で最強のチップです。ロマンがあっていいですよねぇ〜……。
よって、iPad Proの方が性能が高いということになります。まぁ、「Pro」とつくくらいですから性能が高くて当たり前ですけどね(笑)。
となると、性能が高いiPad Proの方がいいかな、っという気になりますが、ちょっとここで考えてみましょう。そんな性能、必要ですか!?
私が使っている9.7インチiPad ProのチップはA9Xです。「Pro」とついてはいますが、iPadよりも性能が低いんです。そして私は理系学生なので普通の人よりははるかに使いこんでいますが、今のところ性能の不足は感じません。正直、iPad Proのスペックはオーバースペック感があります。
では、このスペックはどのような人に必要なのかというと、グラフィックデザインを仕事にしている人などは必要だということです。また、ものっすごく重いゲームをやりこむ人ならこれくらいのスペックは必要かもしれません。ただ、今回は(一般的な)仕事や勉強に使う、という目的なので、iPadの性能でも問題はありません。
iPad Proの大きな落とし穴
ぶっちゃけ、今までの議論を無に帰すほど大切です。
iPadを仕事や勉強で使用することになれば、おそらく最も使うであろうアプリが、Word・Excel・PowerPointのいわゆるOfficeアプリです。わたしも、レポート作成や計算などで、しょっちゅうお世話になっています。
ところが…、iPadではある機能まで無料で使えるにもかかわらず、iPad Proでは有料版を契約しないと使えなくなっています。
なぜだ!? なぜなんだ!?
そしてアプリ版office、これは有料版の価値があるか、と問われると、
んー、パソコンの使ったほうが早いな
というのが正直な感想です。要するに、微妙なんです。この違いについては、下記記事で詳しく解説しています。
とにかく、人によってはさほど使えないアプリにお金をかけなければ使えないんです。むしろ、これが醍醐味だというのに!!
Officeの使えないiPadなんて、ただの鉄の塊です!!(厳密にはアルミニウムですがw)
というわけで正直iPad Proはおすすめできません。
結論
これまでのことから、「仕事や勉強に使うための」おすすめiPadを挙げるとすれば、ズバリ、iPadです!
本体サイズや重量を大きくさせずに画面サイズを大きくさせたiPad Proはたしかに魅力的です。しかし、Officeが一部機能でさえ使えないのは致命的です。さらに、iPad Proのスペックも、そこまで必要かな…?、というレベルで、iPadの性能でも十分です。
しかも、iPadの方がかなり安いので、こちらを選ぶ方がよいかと思います。
とゆーわけで、
仕事や勉強で使うなら、iPadがおすすめ!
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