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アプリ版Officeは無料版でも十分!?理系学生的に、特にExcelは有料版にする価値をあまり見出せない…

どーも、闇から現れたサラブレッドです。

iPadで仕事や勉強をしようと思ったら、確実に使うであろうOffice(Word・Excel・PowerPoint)アプリ。iOS版Officeアプリには、限定的な機能のみ使える無料版と(iPad Proでは使えません)、より多くの機能が使える有料版(Office 365 Solo)の二つがありますが、どちらが良いか、非常に迷うところではないでしょうか。そこで今回は、Officeアプリの有料版と無料版を比較していきたいと思います。

現状では、個人的には無料版で十分かなー、と思っています。その理由についても後述したいと思います。

有料版の基本情報

まずは、有料版の基本情報について説明します。

支払い方法の注意点

一つ注意しなければならないのは、有料版といっても、「買い切り型」ではありません。月単位や年単位で一定額ずつ支払う「サブスクリプション型」です。従来のように、一度買って、iPadなどのタブレット端末やiPhoneなどのスマホ、もしくはパソコンにインストールしたら、(サポート終了まで)ずっと使える、というわけではないので注意しましょう。

なお、アプリ版Officeの正式名称は「Office 365 Solo」で、ホーム版とビジネス版がありますが、今回はホーム版について説明しています。

価格

有料版の価格は、

1274円/月
12744/年

の二種類があります(2018年10月現在)。やはり年単位で契約した方がお得ですね。

使える機能

詳しくは次の章で述べますが、無料版では使えない特定機能が使えるようになったり、OneDrive1TBが使えるようになります。また、Officeアプリは、Windows、Mac、iOS、Androidなどのすべてのデバイスで、同時に最大5台まで使えます。

機能の違い

次に、無料版でできること、有料版でないとできないことを書いていきます。また、Excelに関しては有料版であってもできないことがあるので、それも書きたいと思います。

以下で書いていることは、主にiPadなどのタブレット端末上での話です。パソコン上で使う場合は、従来の「買い切り型」のものと同じことができます

無料版でできること

Word
・一般的な文書作成。レポート作成はもちろん、履歴書なんかも書けます。
・太字、斜体、下線、上付き、下付きなど、基本的な編集は可能。
・文書をPDF出力することも可能。

Excel
・関数はすべて使える。当然、表の作成もできる。
・セルの塗りつぶしだったり、枠を太くしたり、そういった基本的な編集は可能。
・ピボットテーブルの読み込み。
・グラフ作成(ただし、二つのグラフを重ねる、などは不可)。
・PDF出力。

PowerPoint
・基本的なプレゼン作成。相当凝ったものでないかぎり作れる。
・PDF出力。

有料版でないとできないこと

Word
・写真に影をつける。
・ワードアートを使う。

Excel
・近似曲線を書く。
・グラフに凡例をつけるなど、グラフの細かい編集。

PowerPoint
・写真に影をつける。
・ワードアートを使う。

その他のサービス
・クラウドサービス「OneDrive」1TB分
・常に最新版のアプリが使える。従来のものでは、アプリがアップデートされると(2013年モデル→2016年モデルなど)、最新版アプリを買い直さなくてはならないが、その必要がない。

こうして見てみると、ほとんど無料版でできますねー。細かい編集をしない限りは大丈夫そうです。実際、私はほとんど有料版の機能を使うことはないですね。

ただ、理系学生としては、Excelで近似曲線が書けないのは気になるところ…。有料版の方がいいかなー、と思いたくなります。ただ、結論を出すのはちょっと待ちましょう。というのも、Excelでは、有料版でもできないことが結構多いんです。

有料版であってもできないこと

エクセルには、以下のように、有料版であってもできないことがたくさんあります。

・ピボットテーブルの作成(読み込みは無料版でも可能)。
・アドインの利用。一応使えるのもあるっちゃあるんですが、ほとんど使えるものはありません。一度、パソコン上でソルバーを使って計算したファイルをiPadで開こうとしたところ、読み込みエラーがでました。読み込みすら無理らしいです。
・近似曲線は簡単なのしかできません。線形近似と指数近似は有料版で書けますが、対数近似、累乗近似、多項式近似は書けません。Excelの魅力の一つって、いろいろな近似を簡単に試すことができて、相関の有無を調べられることなので、ちょっと残念です。

これまでのことを踏まえると、無料版でもできることが多い一方、有料版でないとできないことは少ないですよね?しかも、有料版でもできないこともかなりあります。実は、無料版と有料版には機能差が少なく、たとえ有料版にしてもできることはあまり増えないんです。強いていえば、OneDrive1TB分と、常に最新版のアプリが使えることは魅力的でしょうか…。

アプリ版Officeは無料版で十分!?

と、ここまでいろいろなことを見てきましたが、皆さんはどうお感じになったでしょうか?私は無料版で十分かな?、と思いました

機能が中途半端

まず、使える機能が中途半端です。特にエクセルは有料版でもできないことが多すぎるので、あえて有料版を買う意味を見出せません

もし、パソコンでも使う!、という人ならついでについてくるので良いかもしれませんが、これも果たしてよいものか…。というのも、もうすでに「買い切り型」のOfficeを買っている人は、「サブスクリプション型」を追加で買い直さないといけないからです。

OneDrive1TBも使う?

OneDrive1TB分は良さげですが、果たして1TBも使うでしょうか?いろいろな無料クラウドサービスを併用すれば無料でも20〜30GBくらいは使えますし、これだけあれば一般の人には十分な容量でしょう。

意外と高くつく

常に最新版アプリを使える、というのもそこまで需要があるか疑問です。そもそも常に最新版Officeを使っている人がどれくらいいるでしょう?私が通う大学でも、一つ前のバージョンを使っている先生はたくさんいらっしゃいます。しかも値段をよくよく考えてみると、だいたい3年で新しいバージョンが発表されると考えて、

3年間で払う額→12744(円)×3(年)=38232円
最新版を買い切るのに必要な額→37584円

あれ?むしろ高くね??

最新版アプリが常に使える、というのも魅力に欠けるようです。

結論

iPad大好き理系学生からの一言

というわけで、結論は、一般的な人には、

今回の一言

無料版Officeで十分!!

です。

それでは、また!



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