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【用語解説】トラッキングとは??情報社会を生きる上で知ってほしい3つのこと

さてさて、今回から始まりました「用語解説」シリーズ。

このシリーズは、聞いたことはあるけど詳しくは知らない…、いや聞いたことすらねーよ!?、ってなiPad関連用語をひたすら解説するというものです。

もちろん、どの用語もiPadを活用する上でめちゃくちゃ役立つので、覚えておいて損はなし!

今回は、【必須知識】無料ほど高いものはない!?無料サービスを利用する上で知ってほしい4つの真実で少しCookieについて触れましたが、そのCookieに関連する「トラッキング」というものについて解説します。

上に載せている記事と関連が深いので、合わせて読むことをおすすめします。

トラッキングとは

トラッキングとは

トラッキングとは、英語表記では「tracking」となります。

直訳すると、「追跡」という意味です。

IT用語では、その名の通り、インターネット上のユーザー(サイト訪問者など)の行動を「追跡」し、記録することを指します。

例えば、あるユーザーがウェブサイトを訪れた際、どのような経路(順番)でどのようなページを閲覧したかを記録すること、などです。

これらは、多くの場合、ユーザーの動きを分析することで、より広告料などの収益を高めるための施策を考えるために行われます。

トラッキングの手法

トラッキングの手法

では、トラッキングとはどのように行われるのでしょうか?

これには、「Cookie」というものが大きく関わっています。

Cookieとは、ネット上のユーザーの情報を一時的に保存したもので、ID、パスワード、サイトへのアクセス回数などが記録されているものです。

もっと言うと、Cookieとは、皆さんがよく目にするただのテキストファイルで、ユーザーの情報がずらーーーーーっと文字列で書かれているものです。

本来、このCookieは、ユーザーのウェブ閲覧を快適にすることを目的としています

例えば、何かのサイト(GoogleとかAmazonとか)に一度ログインすると、その後は何度も一からログインする必要はありませんよね?

これは、Cookieにログイン情報(ID、パスワードなど)が保存されているからなのです。

しかしながら、このCookie、詳細なユーザー情報が記録されているために、トラッキングの道具とされることが多くなっています(というかほとんどです)。

具体的なトラッキングの流れは以下の通りです。

  1. ユーザーがサイトを訪れる
  2. ユーザーの端末(正確にはウェブブラウザ)にCookieを送り込み、ブラウザ内に保存させる
  3. 保存されたCookieには、様々な情報が含まれているため、訪問したユーザーを一意に特定できる状態になる
  4. これ以降、このユーザーがサイトを訪れた際には、保存されたCookie内の情報を参照することで、このユーザーの閲覧時間・閲覧回数・閲覧経路などを収集・分析、つまり「トラッキング」をすることが可能となる

という感じなのですが…

これはプライバシーの侵害ではないかとの議論が絶えず、Cookieの使用については、プライバシーポリシーなどで事前通知することが求められています

当ブログのプライバシーポリシーでも、記載しています。
プライバシーポリシー

トラッキングを防ぐ方法

トラッキングを防ぐ方法

さて、ここまで話したら、「トラッキングを防ぐ方法」についてもお話しておきましょう。

無理に防ぐ必要はないのですが、そうは言っても、知らずに情報収集されるのはイヤだ!、という方もいるかと思いますので…。

それに、トラッキングを防ぐか、特に防がないか、を判断するのはユーザーの自由だ、という考え方はこれからとても重要です。

ブラウザの設定から行う

まず、ブラウザの設定から行う、という方法があります。

例えば、iPad(iPhone)のSafariの場合、以下のように行います。

1.「設定」アプリを開き、「Safari」→「すべてのCookieをブロック」をオンにする
「Safari」→「すべてのCookieをブロック」をオン

2.確認ダイアログが出現しますので、「すべてブロックする」を選択する
「すべてブロックする」を選択

これらの設定は、Safari以外のウェブブラウザでも用意されていますので、確認してみてください。

…とはいえ、こちらの方法はあまりおすすめできません…。

というのも、確認ダイアログにも書いてあるように、webページの表示が乱れることがあるからです。

少し乱れる程度なら良いのですが、かなり乱れます(笑)。ちょっとストレスになるレベルです。

というわけで、個人的には次の方法をおすすめします。

コンテンツブロッカーを使う

コンテンツブロッカーとは、iOS9から搭載された、Safariの拡張機能です。対象アプリを別途にインストールすることで、その機能を実装できます

ただし、あくまで「Safariの拡張機能」という位置づけなので、他のウェブブラウザではできません。

主に広告ブロックを行うことで有名ですが、トラッキングの防止もしてくれます(アプリにはよりますが、ほとんどしてくれます)。

その方法は以下の通りです。

1.「設定」アプリ→「Safari」→「コンテンツブロッカー」を選択
「Safari」→「コンテンツブロッカー」**を選択

2.インストール済みの対象アプリが表示されますので、有効にしたい機能(アプリ)をオンにする
(何も表示されない場合は、対象アプリがインストールされていないので、対象アプリをインストールしてください)
有効にしたい機能(アプリ)をオンにする

こちらの方法ですと、表示崩れが少なく、快適にトラッキングを防止してくれます。

しかも広告をブロックしてくれるというオマケ付き!!

ま、まぁ、広告消されるとこのブログの収益減るからやめてほしい…けど…

こちらの方法の方がおすすめです。

理系学生からの一言

iPad大好き理系学生からの一言

トラッキングについての説明、いかがだったでしょうか。

この知識はかなり大切なので、前回記事と合わせて読んで、理解しておいてください!

今後も、この「用語解説」シリーズで、いろいろな用語を解説していくつもりなので、またよろしくお願いします。

というわけで、

今回の一言

・トラッキングとは、ネット上のユーザーの動きを追跡すること

・トラッキングは、Cookieと大きな関わりがある

・トラッキングは、自分の意思で許可も拒否もできる!

それではまた!



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