どーも、闇から現れたサラブレッドです。
最近、毎回言ってる気がするのですが(笑)、今回もめちゃくちゃ大切な話です。
今回お話するのは、
iPadなどのiOS端末のファイル構造
について。
…????
となりました?(笑)
確かにこれだけ言われても、ちょっと分かりにくいかもしれないですね。
もう少し砕いて言うと、
iPadを使う上で、様々なファイルを扱う(保存や閲覧をする)けど、そのファイルはどんな風にiPad内で扱われている(管理されている)の?
ってなことを説明していく、ということです。
…これでもちょっと難しいかな?(笑)
とにかく、この記事の内容を知ることで、
iPadでのファイル管理がさらに使いこなせるようになる
↓
iPadをさらに活用できる!
のは間違いありません!
そのため、冒頭でもお伝えしたとおり、大変重要な内容となっています!
それでは、このままではイマイチ分かりにくいかと思いますので、さっそく本題に入っていきましょう。
iPadってのは要するに、「膨大な数のファイルの集合体」
そもそも…
なところから話を進めていきたいと思いますが、
皆さん、iPadって要するに何だと思いますか?
…え??
タッチパネル付きの機器で、タッチ操作ができて、iPhoneより大画面で、アプリとかを入れたらいろんなことができる高機能なやつ、でしょ?
…とかでしょうか。
もちろんその通りです。
でも、その実体は何でしょうか。
この問いに対して僕なりに答えるとするなら、
iPadとは「膨大な数のファイルの集合体」
と答えます。
…どういうことか。
皆さんご存知の通り、iPadではいろんなことができます。
タッチしたらその部分が反応し、インターネット閲覧時に指でスワイプ(スクロール)すればページをめくれますし、アプリをタップ(タッチ)して開けばその機能が使える…
これらの現象はすべて、何らかのプログラムが書かれたファイルが実行されることで起こります。
例えば、ボタンをタップすると、カメラで写真が撮れる、としましょう。
この場合、
「ここのボタン付近でタップされたことが確認されたら、写真を撮りなさいよー」
という命令(プログラム)が、iPad内に存在するから、写真撮影ができるのです。
このように、iPad内には、ありとあらゆる想定された現象に対して、それぞれどのような反応をするべきか、iPadに命令するファイルがたくさん保存されています。
そしてもう一つ、違うタイプのファイルがiPad内には保存されています。
それこそが私たちが扱うファイル
iPadを使用していく過程で端末内にどんどん保存されていく、PDFやOffice文書などのファイルです。
基本的に私たちが「ファイル」と呼ぶものは、
これらを指すことがほとんどです。
・先に述べた、命令(プログラム)のためのファイル
・次に述べた、私たちがよく扱うファイル
これら2種類のファイルの集合体こそが、iPadの実体なのです。
※厳密に言えば、アプリアイコンのための画像ファイルなど、他にもさまざまなファイルが存在しています。しかし、基本的にはこのように考えていいでしょう。
私たちが扱えるのは、使用するアプリ内のファイルのみ
さて、iPadとはファイルの集合体である、とお伝えしましたが
次は、その中でも私たちが扱うファイルに焦点を当てて、話していきます。
まず、iPadの中にあるファイルのうち、アプリケーション(アプリ)が保存されている領域(フォルダ)があります。
そのフォルダの中に、iPadにインストールされているそれぞれのアプリのデータが保存されているわけです。
【iPadのファイル構造を表した模式図(厳密には異なります)】
ここで、この、それぞれのアプリ内に保存されているデータ(ファイル)こそ、私たちiPadユーザーが扱えるファイルになります。
また、これらのアプリ内に保存されているデータは、Appleが厳重にロックをかけており、ユーザー以外が扱うことは不可能になっています。
つまり、図でいう「アプリA」は「アプリB」のデータにアクセスすることはできず、もちろんその逆もできません。
アプリ内に保存されているデータは、原則的に、そのデータが保存されているアプリでしか扱えない(アクセスできない)のです。
アプリは、そのアプリ内に保存されているデータしか扱えない、とも言えます。
ここで1つ、例を挙げましょう。
「アプリA」の中に保存されている写真を、「アプリB」で編集したいとします。
「アプリB」から「アプリA」内の写真に直接アクセスできればいいのですが、上で説明したように、そんなことはできません。
よって、この場合、「アプリA」内の写真を、「アプリB」内にコピーする必要があります。
そうしてしまえば、「アプリB」内に同じ写真があり、その写真が保存されている領域には「アプリB」がアクセスできるので、「アプリB」による写真編集が可能となるのです。
このような仕組みは、ユーザーからすれば面倒にも思えますが、この仕組みのおかげで、悪意のあるアプリが他のアプリ内のデータに不正にアクセスし、個人情報を抜き取ったり、データを改変したりすることを防ぐことができる、というメリットがあります。
これが、iPadやiPhoneはセキュリティが強い、といわれる所以でもあります。
とにかく、何かのデータを扱う場合は、
①扱えるのは、使用するアプリ内に保存されているデータのみ
②対象のデータを、使用するアプリ内にコピーしてから使う
ということを覚えておきましょう。
共有ボタンで、アプリ間のデータの受け渡しができる
ここまでのお話を理解されたら、
じゃあ、アプリ間でのデータ受け渡しはどうするの?
という疑問が生まれるかと思います。
結論から言うと、それを実現してくれるのが、
そう!
共有ボタン
です!!
いろいろなアプリでよく見るこんなボタンです。
【共有ボタン】
受け渡したいデータを選択した状態で、このボタンを押すと、以下のような状態になり、受け渡し先のアプリをタップすると、そのアプリにデータがコピーされる、というわけです。
※画像はiOS12以前のもので、iOS13以降では表示がやや異なります。ただ、動作はほとんど同じです。
前述したような仕組みであることから、アプリ間でのデータの受け渡しを可能とするこの「共有ボタン」は、iPadにあるボタンの中で最も大切な役割を果たしている、といっても過言ではありません。
ぜひ覚えておいてください。
理系学生からの一言
さて、ここまでiPadのファイル構造について説明してきました。
結構難しい内容だったと思います。
でも、この内容は、iPadを活用するために必要不可欠な内容です。
1度で理解できなくてもいいので、何度も読み返して、この内容を、ぜひ頭の片隅にでも置いておいてください。
iPadのファイル構造を理解して、さらにiPadを活用していこう!
それでは、また!
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